■2003.9.1(U始業日) | |
ふたたび→良い くりかえしの“秋”に。…再度心を澄まして考え、始めます。 |
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ひごぎく〜2003年“夏”に、感じて・思い出し・気づかせてもらえたことを胸に。♪サライ | |
九月一日 どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも吹きとばせ すっぱいかりんもふきとばせ どっどど どどうど どどうど どどう 谷川の岸に小さな学校がありました。 教室はたった一つでしたが生徒は一年から 六年までみんなありました。運動場もテニス コートのくらいでしたが、すぐうしろは栗の 木のあるきれいな草の山でしたし、運動場の 隅(すみ)には ごぼごぼつめたい水を噴く 岩穴もあったのです。 さわやかな九月一日の朝でした。青ぞらで 風がどうと鳴り、日光は運動場いっぱいでし た。 「風の又三郎」 (宮沢賢治/作)の序から 2学期のはじまりです。 −「はじまり」 という言葉の新しさ、きれいさを心に刻んで・ かみしめて、軽やかに・大切にはじめます。 ご厚意で、何度こえをかけて下さったでし ょう。・・・本日再開する「ひごぎく」0号 =夏休みに分けて発した4回を経てこの5回 をゼロ=出発点にして、再度はじめてみます。 その方(かた)があきらめないで、折りに 触れて声をかけ続けて下さったので、&今迄 出会ったいろいろなところの・いろいろな人 の・いろいろな出来事も含めた”いろいろ” から、周囲の皆さんの善意〜善いこころ、お だやかな空気がタマラナク有り難いので… 出来ることなら!を始めます。 皆さん、有り難うございました。 ♪まぶたとじれば 浮かぶ景色が… いつかカエルそのときまで… |
宮沢賢治さんの詩「雨ニモマケズ」を、(前回通信で紹介 したNHK教育テレビ「にほんごであそぼ」を通して覚え て、唱えている)子どもの声で聞きました。〜そのことか らも、声色が変わる・映像を伴う―あたりまえですが、 “おなじ”ものの“ちがう”いろいろに行き当たり、思い 当たりました。−“おなじ”ものでも、日々・刻々と変化 する=“ちがう”という紛れない「事実」にです。 2学期の始まりです。子ども達が、「日常」と云う “おなじ”にかえります。「夏」のふさわしさを問いかけ たように、当然2学期、「日常」のふさわしさを大切にし ましょう。例えば、子どもの日常に関心を欠いたことが、 前回7月に取り上げた、夏の始めの長崎や渋谷の残念な 事件を誘発したといえないでしょうか。 やはり、 ◎大切なのは、マズ!「日常」です。 −子ども達が幼稚園にかえり毎日やってくる心わく、 わくわく2学期のはじまりです。 …さわやかな九月の秋空の、出会いのはじまりの気持ちを いきいきと共有しながらふさわしい日常を(子どもの覚醒 時間の昼間のほとんどは、私たちの責任!…お任せ下さい。 一生懸命、よい幼児時代の日常を)保ちます。ご一緒に、 たのしみながら子どもと共に新しい秋を澄んだ空に伸びあ がる思いで過ごしていきましょう。 〜子どもは、一見“おなじ”のような毎日にも確実に日々 刻々と変化し成長して“違って”いきます。同じ様な毎日 も、違う変化に通じる新鮮さで綴り、幼児期にふさわしい 日常を疎(おろそ)かにしないで一人ひとりの「秋」を 大切にしたいと思います。 −2学期も、皆さん「よろしくお願いします」 九月に、谷川の岸の小学校に風のように現れ去っていっ た転校生、宮沢賢治さんの「風の又三郎」を扉にして新た な頁をまた開きましょう。・・・「ひごぎく」は、 1984年(昭59)12月に第1号を発行し始め、以来 1996年(平成8)10月の第112号まで随時書いて いた肥後菊幼稚園のいわば子育て通信です。その後随分、 時間も経過しましたが♪サライで再度出発です。 …(←ヒダリの)ご厚意でお引き受け下さった(下さって いる〜進行形)コンピュータに詳しい!卒園児の保護者の 方と当分は(スミマセン)二人三脚を組ませていただいて 今回からホームページ上でも並行しながら幼稚園からの 通信を発信開始致します。 |
よい子育てに学び、忙しさの中でこそ心を亡くさず、子どもと共感し 時間と笑みを共有!よい今に続く未来にしていきましょう。 |
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…今回1984年第1号の文章を〜あえて活字にしないでそのまま〜何でもない発端=元々の 原点を飾らず、以下に掲載します。( 注:園児家庭への配布プリントにのみ、原文・縮小で掲載。 ホームページ上には掲載していません。 )当時と変わらないのは、読みづらいキタナイ文字と私達に こもる「熱」。それでも、時代の変化で変えていく必要があることも。 時に連れても、時につられないように!「子ども」を真っすぐに見つめて、よく感じて・考えて。 ♪サライにかけて、“おさらい” 〜これまでの【復習(さらい)=くりかえして習うこと】 【浚い・攫い(さらい)=よけいな物をすっかり取り除くこと。掃除。】して、必要に応じては 以前の号も活字に変えて紹介しながら「温故知新」今後の「随時」発行・発信に臨みたいと思います。 (【括弧(かっこ)】内は、広辞苑から。 …♪サライは、21世紀初回2001年栗の実 運動会から 故(ゆえ)あって、巣立った子ども達と会える日の卒園児たちの徒競走で♪ BGMにしている曲です。 本年度の栗の実運動会は、10月12日(日)。再会を楽しみに…! ) |
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