■幼稚園からのお知らせ
 

         令和6年3月31日

 

学校法人 くりの木学園 肥後菊幼稚園

令和5年度 自己評価及び外部評価結果報告書

     

                 学校法人 くりの木学園

                    理事長 岩下輝昭

1.はじめに

 肥後菊幼稚園の園長及び教職員は、令和5年度の教育・保育活動及び幼稚園運営状況について、自己評価を実施した。又 外部のみなさんへも評価をお願いし、これからの保育と教育運営の参考にする。令和5年度は、日常の保育活動もほぼコロナ前の生活に戻ったようにも感じられ、保護者参加の来園行事も以前の姿を取り戻した様に思えた。

これからも幼児保育・教育にあたり反省する点もあるが、みなさんからの評価結果をとりまとめた。

 理事長は、評価結果をもとに再度分析し、下記の通り「令和5年度自己評価及び外部評価の公表シート」としてまとめ、報告することにした。

(本園ホームページ、園内掲示、保護者会での報告を実施)

 

 

2.令和5年度自己評価及び外部評価の公表シート

評 価 分 野

自  己  分  析

 1.保育の計画性

 年間保育計画やクラス便りをベースに偏りのない保育、体験学習、遊びを中心に毎日の保育が行われた。 どのクラス、学年も丁寧に毎日の保育が行われていると思う。本園独自の教育理念や教育目標を体系化し、幼稚園教育要領の意図するところを加味した、本園独自の教育課程編纂等を行うことが引き続きの課題である。保育所部(くりのき)の保育支援に関しても、全職員で真剣に考え実践していく。

前年度では一部、保育部と教育部での意思疎通が上手くいかずに教育課程の理解が出来ていなかった部分も見られたが、今年度は、解消出来たと見える。 

 

 

 

  2.保育のあり方・幼児    への対応

 子ども一人ひとりの心のよりどころとして、遊びの助言者として保育教諭の関わりを評価し、ほぼ 適切に対応が出来ていた。子どもの健康安全面での対応は、これからも特段の注意を払い、今後とも事故等ないように努力したい。まだまだ感染症予防にもつとめる。(新型コロナウイルス症等の流行)

 保護者にも安心して託していただけるように、保育教諭と保護者間で連携を取り合い、保育に取組んで行く。今後も手洗いとマスク着用は、これからも場合に応じて、必要と思われる。

 

 

3.教師としての資質や能力・良識・適正

保育教諭の専門家としての知識等は、日頃から自己研鑽につとめ、日々の保育に生かしている。又 保育に際しては、法人の一員としての義務・責務を果たしていて、ほぼ全員が時間内での勤務体制がとれている。園児数の減少でよりきめ細かな保育の実践

 

 

 

4.保護者への対応

保護者への連絡等は、ほぼ できていると思われるが、今後 より一層の連携の強化に努めたい。(緊急時のメール配信の定着) 又 保育ニーズの多様化による対応にも努力していきたい。 保育所部の保護者への子育て支援の充実に努める。叉 連絡はできるだけ、電話やメールでの連絡の活用を重視していく。

 

 

5.地域の自然や社会との  かかわり     

自然を生かした保育活動を重視し、四季を通して戸外活動を充実した。地元の人とのかかわりにやや欠ける点がみられるので、園からの積極的な行事等への参加の働きかけも必要と思われる。

6.研修と研究

 園内研修や園外研修の充実を図り、保育の質の向上に努めたい。今年度も積極的にキャリアアップ研修の受講が出来た。リモートでの研修の機会が増えた。

 

 

 7.人事管理・労務管理

 全職員が一致協力し、毎日の保育に取組んできたので、大きな事故もなく元気に過ごせた。今後も、子ども達一人ひとりにきめ細かな教育・保育が実行できる体制を整えていく。

 労務管理においては、就業規則の見直しを行い、時代に合った内容と働きやすい職場環境を目指す。職員採用が難しくなってきているので、職員の定着を重視していく。

8.財務管理と法人管理

財務管理は法人運営上最も重要な位置を占めており、毎年度必要書類を作成し、公認会計士の監査を経るとともに、法人監査も行っている。又 法人理事会、評議員会も開催され、適正な運営ができている。少子化による財務状況が厳しくなる中で、自治体からの補助金の充実を望む

 

 

 

 

 

3.今後の課題と将来への展望

 園内における自己点検・自己評価の作業は、毎年行うことが出来ているものの、そこから一歩前進した業務改善や改革へ今後も繋げたい。自然災害が毎年増加する中で、子ども達が安全に過ごせる施設としての運営が出来るように、役員・職員、そして保護者の皆さんが一体となり協力し、保育活動が出来るように努めていく。

これからも、子ども達に「真の幼児教育」が、できるように研究、研修を重ね、努力を惜しまない。