■園長だより(このごろ気がついたこと・2003年度12月)
2003.12.21
 穏やかな昼間になりました。正月前の幼稚園のにわか剪定も、はかどります。

 昨日は、雪の朝でした。アロア達の朝の挨拶で庭に出て、思わず大きな声で家族に知らせました。・・・朝日を浴びた冬木立は途端に雪を離して、その雫がきらきらと光を放って それは美しかったです。
 今朝は、雪はありませんでしたが更に冷え込んで 砂場の水場や、頂いた餅つきの石の臼の内にも結氷していました。この寒さが堪コタえたのか、兎や烏骨鶏ウコッケイと暮らしていた鶏が1羽死んでいました。


 先週の日曜日は発表会でしたが、今年のお父さんたちのお話も良かったですね。毎年、みなさんのお力添えには頭が下がります。幼稚園児のお父さん方の年代は、仕事の上でも 色々と心身共に多忙で重圧も大きいと思うのですが 限られた中での練習も当日も、皆さん笑顔で協力してくださいました。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。 子どもたちに贈って下さったペープサート劇「りんごがひとつ」の後、“女子十二楽坊”の「世界に一つだけの花」のメロディーで幕内から出て来て下さいましたが、2003年春から四季を通じて聞き親しんでいる旋律に今後も触れるとき きっとあのシーンも思い出されて、「りんごがひとつ」のお話が深く心に語りかけている皆さんのメッセージも一緒に子どもたちの心のうちに育まれていくなら、と願います。
 絵本「りんごがひとつ」(1996年第1刷発行 岩崎書店)の表紙は、1個のリンゴを 動物たちが並んでぐるりと囲んでいます。その明るい青色を背に浮かぶ赤いリンゴは、まるで宇宙に浮かんでいる地球の姿のように見えます。
 このお話のように、「りんごが ひとつ おちていた。」「みんな おなかを すかしているよ。」  さぁ!?…ひとつしかない林檎を どうするか。


 今年も、もうすぐ閉じます。新しい年へと希望を育てたい、年末です。「限・源・元」で過ごした2003年でしたが、限りを尽くし・源を枯渇せず・元気に元を正すことが出来たか、しばし考えて新年に臨む年の瀬にしたいと思います。
 




2003.12. 7
 落葉して、木々も裸になりつつあります。夕方アロアと走ったときの空気は、然程の寒さはありませんでしたが 明日の朝は、この冬一番の寒さだとのこと。暦に目をやると、今日は「大雪(たいせつ)」だったのですね。12月らしい寒さが恋しくも感じられます。


 午前中は、保護者など来園があり 子どもたちの声もして、うれしい休日でした。皆さんは、行事前の準備での来園でした。「お疲れ様です。」・・・特に“お父さん”達との接点は限られているので、貴重な機会であり 共に会することだけでも意味があると思いました。(うちには熱・烈なファンがいて、フォークシンガーの南こうせつさんのコンサートやテレビ・ラジオ・CD鑑賞に同伴することが多いのですが、私も好きな“こうせつ”の歌で、「男たちよ」・・・♪…さぁ 酔っぱらいなさい 働き者の男たちよ  さぁ 遠慮せずに…夜のやさしさに かんぱぁい  )

 やはり、子育ては 家族のいずれかにのみ委ねず“みんな”で力を合わせてするのがいいですね。 だから、お父さんも 上の子・下の子達〜きょうだいも 祖父母も…いろいろな関わりが得られるのは望ましいことだと思います。ただ、我が家も3人家族ですから、それぞれの家庭の状況で適わぬ事も多いと察せられます。うちの場合、身内に家族同然に生活に寄らせてもらう事や、できるだけ学校や子どものいる場に家族で出向くことや、いとわずドチラカの仕事だと分けないで生活したことで、かなり救われたように思えます。12月は「人権月間」ですが、「〜ダカラ」にしないで大人も子どもも男女も…家族みんなで子育て&生活を(当事者=育てられる側の“子ども”も同様に)共にして・たのしめる感覚なら、長続きし 互いの気苦労も幾らか減るかもしれませんね。


 14日は、遊びの姿の発表会です。どうぞ、幼稚園へ ご家族おそろいでお越しください。子どもたちの「良かったさがし」をしましょう。“良いところ”さがしが、“良いところ”のばしの出発点!だと 例年みなさんでたのしんで過ごす、12月「楽しい冬」単元のメイン行事の一つです。お待ちしています。